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 梅雨は嫌いではない。ひねもす雨の日を過ごすのも、いい。と、言いつつ、何もすることもない。ただ退屈な日々を送っているだけ。
 最近、若年性痴ほう症と思いきや、立派な痴ほう症なのかもしれぬ。
 愚生が蟄居している柿生の山里にある、獺祭堂では、6月はいろいろなことがあった。山里のなかに住んでいるせいか、軒下にスズメバチの巣が。まだ初期の創作段階だったので、愚生が奇襲攻撃で一撃。翌日には家の前を狸が威風堂々と歩いているではないか。おそらく、狸のほうが先住民だから、捕獲して狸汁にすることはしなかった。自然との共栄の精神とはこのことか。
 23日は、愚息とチームメイトをつれて東京ドームへ、東日本社会人アメフトの決勝戦を見に行った。
 ひいきの富士通フロンティアーズがオービックシーガルズに残り0秒で同点のTDで追いつかれ、28対28。タイブレークの末に惜敗。試合が終わったのは夜の10時30分ごろ。柿生に着いたのは午前0時を回っていた!!家に戻り、負けた悔しさはなかった。そのかわりすがすがしさだけが残った。これがスポーツの良さなのだ。10年に一試合あるかないかの名勝負!!CMではないが(梅酒で)「スポーツマンシップに乾杯」!! フロンティアーズは、秋に向けてさらに強くなって、東京ドームに戻ってくるだろう。
 明日、愚息たちは授業中居眠りをするのではないか、と心配。だが、それは愚問だった。愚息はどう間違えたのか、いつもより早く起きてきた。嗚呼。七不思議
 
 浅沼さんから『俳諧無心』会報5号が送られてきた。拝読。ゼミ生の俳句鑑賞眼が素晴らしい。愚生の鑑賞より句友が読んだ句を、忌憚なく、ゼミ生が新鮮にとらえている。優れた俳句鑑賞ができる人は、俳句実作も優れている、と思ふ。すこし褒めすぎか。
 28日は終日雨降り。愚生秘蔵の「タイタンズを忘れない」のDVDを愚息とみる。今回で3回目。
 
 
 29日は川崎球場でリトルグリーンマシーン・ハリケーンズ・ライズとの交流戦。
 6月の初旬に『斜陽』を読んだ。太宰の作品が面白く感ぜられた。
 
 今晩も雨降り。
 雨音をよそに、ショパンの「プレリュード 雨だれ」を聴く。ジョルジュ サンドの恋の結末はどうだったのか、忘れてしまった。今宵は退屈しのぎで久しぶりにブログを書いている。やっぱり退屈だ。
 

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   『ランドセル俳人の五・七・五』拝読

 本書にはタイトルのごとく、小学生の時に詠んだ小林凛君の句がおさめられている。それらは燦然とかがやく満点の星のようだ。
 彼は、予定日より三か月早く生まれ、超低体重児として生を授かった。しかし、生まれた時に、医師から「命がもつか、まず三日待ってください」と告げられた。それだけリスクを背負って、生まれてきたのだ。母親は「薄氷を踏む思いで子育て」をした。その献身的な思いが通じ、凛君はリスクを持ちながらもすくすくと育った。
 のではなく、むしろ生まれたときに与えられた苦難のハードルを親子が正面から向き合って、ひとつひとつ乗り越えたのだ。
 凛君は小学校入学した。だが、そこで待ち受けていたのは、いじめであった。学校から帰宅すると、学校で受けたいじめを母親に報告する。担任の教師に相談すると、ひたすら隠蔽する。さらにいじめが加速する。母親は「不登校」の道を選択儀した。結果的見ても正しい判断であった。凛君も不登校を余儀なくされたが、つよい意志で、自分がおかれている場をすなおに受け入れた。
 その時に、凛君は俳句と出会う。本書には、凛君がいじめを受け、いつしか自然に目が向けられ、その時に詠まれた句がおさめられているのだ。
 次第に俳句作りを通して、凛君と母親は救われていく。どことなく小林一茶と重なる部分がある。
 愚生は彼の俳句を詠み、印象に残ったものをここに紹介する。

  ゆっくりと花びらになる蝶々かな
  ブーメラン返らず蝶となりにけり
  いじめ受け土手の蒲公英一人つむ
  かき氷含めば青き海となる
  苦境でも力一杯姫女苑
  半月や静かな海はどこにある
  紅葉で神が染めたる天地かな
 まだまだ、紹介したい句がある。あとは本書を読んでいただきたい、と思ふ。よく「子供の詩は素直でいい」と人は言う。だが凛君の俳句は違う。 凛君の俳句が素晴らしい。虫や花や小鳥らと自分の重ねて、自分を客観的に凝視いている。ただ脱帽!! 一週間禁酒!!
 凛君の未来、幸多かれ。


著者:小林凛
発行:ブックマン社

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