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 新国立競技場・五輪のエンブレムが相次いで白紙撤回となった。
 前者でいえば、白紙撤回ではなく予定を変更したに過ぎない。既存の競技場を使用、或いは改築すると言った議論すらない。二の舞を踏むことにならぬか。二つの白紙撤回で生じた損害額は100億円を超えるのではなかろうか。それを誰が責任をとり、だれが支払うのか。国民はしっかり見届ける必要がある。
 安倍首相が東京五輪の誘致の演説で「福島原発はコントロールされている」と大法螺を吐いていた。しかし、未だ自分の家に戻れずにいる人が大勢いるし、これから落ち葉の季節で、子供たちは枯葉のプールで遊びたくとも放射の汚染のため遊べないでいると聞く。演説の中で「東京は悪影響はない」ようなことを言っていた。たしかにそうだ。東京人で放射の心配する人は皆無だ。だから、福島の人には申し訳ないが、東京で楽しくオリンピックを開こうということだろう。
 9月19日に安全保障関連法が成立した。それも国民が眠っている19日の未明に。堂々と正門からでなく、姑息な裏口から入って成立したような印象を受ける。この先、日本人が戦場に立ち、命を落とす。または日本国土とくに沖縄が再び戦場となれば、安倍晋三はA級戦犯となるだろう。
 連休中に各メディアが世論調査した。安倍内閣を支持しない人は、支持する人より増え、安保法案についても不支持が高い。
 しかし、だからと言って自民党の支持率はそれほど下がってはいない。維持する政党が無い人が40パーセント近くいるが、支持する野党の政党を支持する人の率は寥々としている。
 来年の参議院選挙で、安保法で賛成した議員を落とそうする動きがある。その前に野党が一致協力して無党派層をどれだけ取り入れられるかにかかっている。いずれにせよ、国民が選挙にも行かず、無関心であることが、この国の脅威である。過言ではあるが、議会制民主義は国民の一票がすべてである。その一票が日本を変えることができることを再認識すべきである。
 愚生は安倍晋三の政権運営に対して疑義を持たずにはいられない。東京五輪・安保法も白紙撤回すべしと考えるのは、勿論そのような根拠だけではないが。そうした底流にある、自分の名前を後世に残そうとする安倍晋三自身の人柄が信用できないのだ。
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 9月5日の『東京新聞』夕刊に高橋睦郎さんが写真付きで大きく取り上げられている。
 「先人と共に言葉を探す」と。
 高橋睦郎さんは中学の頃から現代詩を書き始め、俳句・短歌・能・オペラなどを創ってこられた。そんな高橋さんが35年分の作品を纏めた選詩集『続続・高橋睦郎詩集』が上梓された。昨年は歌集『待たな終末』を、来年は句集『十年』を刊行する。喜寿になっても創作活動は全く衰えぬ。
 この記事を拝見し、愚生は書生だったころ(30年も前になるが)、高橋睦郎さんの原稿を受け取りにいった、記憶が甦ってきた。大きめのマス目の原稿用紙に几帳面な文字で書かれていた。
 当時は小田急線の経堂駅からスズラン通りを行き、豆腐屋の角を曲がったところに洋館があった。そこは高橋睦郎さん邸宅であった。現在は逗子市桜山に住まっておられる。
 著者校のゲラを受け取るために、ダリ展が開かれていた伊勢丹美術館で、高橋さんと待ち合わせしたこともあった。校了間際ででは、パレスホテルでゲラを受け取った。そんな出会いから、愚生は高橋さんのファンになった。古書店などで高橋さんの著書を買い集め、繰り返し読んだものである。詩の朗読会にも足を運んだ。高橋さんは詩だけを作っていたと思ったら、俳句も作っていたことに気づいた。さらに驚いたのは能の台本(謡曲)を作られた時だ。言葉を模索し、新たは境地を切り拓いていった。

今考えているのは三つ。一つは、松尾芭蕉や西行、紫式部など、欧米や中国の人たちを含め、影響を受けた先人との対話を詩にすること。もう一つは、福岡県八幡市(現北九州市)で生まれてすぐ亡くなった父親という存在に向き合うこと。そして、「僕という人間」が生きてきたこととは何なのか。「それは小説の形になるのかな」と思っている。

 表現者高橋睦郎さんらしいコメントである。今宵は秘蔵の日本酒を片手に高橋さんの詩集を読もう。
 
 

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