FC2ブログ

プロフィール

獺祭堂主人

Author:獺祭堂主人
相模之國柿生隠棲
主夫兼編集者
アルコール常用者

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

お知らせ

①粋曜喫茶室編集『江戸文化カフェ』発行

リンク

獺祭堂のお客様

検索フォーム

RSSリンクの表示

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブロとも申請フォーム

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
浅沼璞著『俳句・連句REMIX』刊行に寄せて


 本書は4月20日に東京四季出版から刊行された。
 「とめがき」によれば、「十六年ぶりの俳句・連句論集」とのこと、さらに15年の間に発表された講演や論考を「俳クリティーク」としてまとめられている、じつに読み応えのある著書となている。本書の前には『西鶴という鬼才』や『西鶴という俳人』などを上梓。
 周知の通り、浅沼璞氏は連句実作で都内の大学で教鞭をとり、その一方で西鶴の研究で研鑽を積んでこられた。そうした二面性はどこかしら小説家と俳人の二つの顔を持つ西鶴と、どこかしら共通するものが感ぜられる。
 このような側面を持つ研究者が最近増えてきたことこはうれしいが、浅沼氏は先蹤でなかろうか。つまり「元祖俳人・研究者」ということになる。
 本書のはそうした浅沼氏の特性を十分を発揮された著書で、題名の「REMIX」との所以がそこにある。じつに独創的な構成をもった著書になった。

主なコンテンツ

序 俳句的連句入門
一、連句見渡し
二、連句細見
 〈俳クリティークⅠ〉
破 現代的連句鑑賞
一、学生とオン座六句
二、ロッキングオン座六句
三、俳人とのオン座六句
 〈俳クリティークⅡ〉
急 連句的西鶴論
一、西鶴独吟の読み方
二、西鶴独吟の基準
三、昭和の西鶴、平成の西鶴
 〈俳クリティークⅢ〉

 現代連句における浅沼氏の最大の功績は、「オン座六句」の形式を考案したことだろう。それによって煩瑣な歌仙俳諧と違い、気軽に連句実作が可能になった。連句普及に大きく貢献された。たしか浅沼氏は連句協会の理事に就任されたのは、そうした実績が認められたからであろう。
 俳句実作者は犬も歩けば俳人に出会うほどいるが、連句実作者はなかなかおられないのが実態。本書を読んで、ぜひとも俳句実作者も連句に挑戦して戴きたい。また各大学で近世の授業において本書はとても有効で、江戸の遊びある俳諧(連句)を「オン座六句」と言う新たな形式で巻くのも宜しい。


スポンサーサイト

| ホーム |


 ホーム 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。