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 昨日、法政大学国文学会に出席し、杉本圭三郎が亡くなられたとこと知った。
 杉本先生は永年にわたり法政大学国文学会の会長をお努めになられ、学会にはよく出席なさっていた。昨年は体調が宜しくないとのことで欠席であった。今月10日に亡くなられたそうである。
 杉本先生は平家物語の高名な研究者。講談社学術文庫『全訳平家物語』はだいぶ前に上梓されたが、今も版を重ねている。30年もまえの出来事。台風で休講になったにも関わらず、先生は研究室に顔を見せた。話を聞くと、休講と知らずに来ている学生がいたら申し訳ないから来たのだと。大家でありながらも、お人柄はじつに穏やかである。人間の器の大きさに驚かされた。
 学会の懇親会では、杉本先生は酒が入ると平家物語を朗々と詠みあげてくださった。あの声が聴かれなくなるかと思うととても寂しい気持ちになる。
 懇親会のあと、きまって市ヶ谷のカフェでコービーを飲みながら、旅の話や今後の研究のことを話された。
 10年ほど前までは国文学会主催で「秋季研修旅行」と称してバスで日帰りツアーを行った。杉本先生やほかの先生方は朝からバスの中でビールや日本酒をたしなんでおられ、文学博物館に着いた頃はすっかり出来上がっていた。それでも学芸員の話を熱心に聞き入っておられた。
 昼食の時も酒を飲み、帰りのバスでも酒を飲み、打ち上げでも酒を飲んだ。愚生もすっかいり感化されてしまった。まさに「酒季研修旅行」であった。
 今月にはいり、和田先生・杉本先生が鬼籍に入られ、文学会としてとても寂しい月になった。
 いまごろ両先生は天国で美味しそうに酒を飲んでおられることだろう。どうぞ、心置きなく飲んでくださいませ。



法政大学名誉教授
享年88歳

 心よりご冥福をお祈り申し上げます。
 
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