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 愚息、小学5年生の国語の教科書に「平家物語」が載っている。

祇園精舎の鐘の声  諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色  盛者必衰の理をあらはす


 何とも洗練された文章だろう。古典文学の冒頭の文章は、美しい響きで、一度覚えてしまうと一生忘れられない。愚生も小学生のころ諳んじて、今も覚えている。
 愚息が使っている教科書の版元は、有名な光村図書。先日、「平家物語」を出題したテスト(明治図書)がこのほどあり、よーく読むと

 「祇園」が「祗園」

になっているではないか。
 後者の 「祗」 は「
」の下にアンダーバーがあり、間違いなく「」の誤植であった。
 
ちなみに角川書店『新字源』には祇園と祗園は「別字」とある。前者の正しい漢字は、示と音符氏から成り立っていて「地神の意を表す」とあり、用例も「祇園精舎」が掲げられている。
 幼いころ、
暗誦した美しい文章は、一生忘れられないものだが、間違えて漢字を覚えてしまうと、こちらも一生間違えたままになりかねない。そう思い、何かの折に担任の先生に連絡したところ、教師用の教科書は原文が前者、解説文が後者の漢字が使われているそうだ。小学生用の教科書は正しい漢字が使われてる。担任の先生は、電話でそのことを教えてくれて、2種類の漢字が使われているので、たぶん「こだわりがあるのではないでしょうか」と親切に答えてくれた。これはこれは。どうこだわりがあるのか、知りたいものだが。
 まぁ、まぁ。小学校教諭は学務や恋に忙しく、学生時代もさほど古典文学を読んでいないらしく、残念。
 そう言えば、愚息が2年の頃「七夕」は「夏の季語」と教わってきて閉口したもの。「七夕」は「秋の季語」であることを説明するには、古典の常識から教えないといけないね。浅沼ゼミの学生はもちろん知っている筈だよ。
 愚息の担任の先生、いままで誤植に気づかなかった小学校教諭の方々、まぁ、学生時代に戻ったつもりで、もっと古典文学を読んでいただきたい。いまのままでは、古典文学ではなく汚点文学になってしまいますぞ。
 
 
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